■ 仮想デスクトップ


Waffle Cell上に仮想のデスクトップを作り、外部のPCやタブレットから操作する事が出来ます。
 →詳細はこちら

仮想デスクトップは2つの使い方があります。
 ・ブラウザから使う
 ・専用ビューアーから使う
専用ビューアーから使った方が速度が速いので、専用ビューアーから使うことをお勧めします。

<< Contents >>

  1. 管理者
    1. 仮想デスクトップ サービスの追加
    2. 仮想デスクトップ設定
  2. 一般ユーザー
    1. 使い方
    2. ブラウザから使う
    3. 専用ソフトを使う
    4. 解像度変更プログラム
    5. 仮想デスクトップの閉じ方
    6. 注意点など
    7. 日本語入力
  3. 関連情報へのリンク

■1.管理者


1.仮想デスクトップ サービスの追加

サービス追加から「仮想デスクトップ」を追加してください。
サービスの追加方法はこちらをご参照下さい。

仮想デスクトップをサービス追加すると、仮想デスクトップ上で使えるアプリケーションソフトが同時にインストールされます。下記は一例です。

・ブラウザ(Firefox、Chromium)
・オフィスソフト(LibreOffice)
・ゲームソフト(マインスイーパー、上海)

仮想デスクトップを起動し、画面左上の「アプリケーション」をクリックして各アプリケーションソフトを起動できます。

WordやExcelなどのWindowsアプリケーションソフトは仮想デスクトップ上で動作しません。その場合、仮想デスクトップの中にWindowsをインストール(=仮想PC)することでご利用いただけます。

2.仮想デスクトップ設定

仮想デスクトップは「一般ユーザー」毎に複数作成する事が可能です。ただし、Waffle CellになっているPCの性能やメモリの容量によって、一度に多数の仮想デスクトップを起動すると動作が遅くなります。必要に応じて設定してください。通常4G程度メモリがあれば4台位を同時に動かしても問題ないと思います。

1:ブラウザから自分のWaffle Cellのトップページにアクセスします
 http://l.<ホスト名>.wafflecell.com/
 ※ホスト名の前はエルドット。(例 http://l.example.wafflecell.com)

2:右メニューから、「管理ページ」をクリックし、Waffle Cellの管理ページにログインします。

3:仮想デスクトップのサービスが追加(インストール)されていれば、画面右下の方に「仮想デスクトップ」というメニューが表示されますので、そこをクリックします。


4:次のような画面になります。
赤枠で囲んだ部分で、利用するユーザと画面サイズを指定します。
例図では「一般ユーザー名」が一人しか表示されていませんが、複数の「一般ユーザー名」を登録することも可能です。
使用する「一般ユーザー名」をチェックし、仮想デスクトップのサイズを指定します。
(例ではjiroをチェックし、1024×800のサイズ指定をしています)

5:「一般ユーザー名」とサイズを指定したら、「管理者ユーザー名」「管理者パスワード」を入れ、設定を有効にします。


■2.一般ユーザー


1.使い方

仮想デスクトップを使うには、Waffle Cellと同じLAN内にあるかVPNで接続する必要があります。

仮想デスクトップはPCやタブレットのブラウザ、もしくは専用のビューアーソフト(一般的にVNCクライアントソフトと呼ばれる)から使います。

ブラウザはcanvasという機能に対応している必要があります。最近のブラウザの多くで対応しており、IEは9以降で対応しています。ただし日本語入力の関係で、FireFox、Chromeの方がベターです。タブレットでもブラウザから開けますが、専用ビューアーを使う方がベターでしょう。


2. ブラウザから使う

ブラウザから仮想デスクトップにアクセスするには以下のように操作します。

1:ブラウザから自分のWaffle Cellのトップページにアクセスする
  http://l.<ホスト名>.wafflecell.com/
  ※ホスト名の前はエルドット。(例 http://l.example.wafflecell.com)
2:利用可能Webサービスから、仮想デスクトップをクリック
3:次の画面が表示されるので、「一般ユーザー名」(図例ではjiro)をクリックする。



4:次の画面が表示されるので、「一般パスワード」を入力。
※HostとPortは自動で入りますので変更せずにそのままにします。



5:仮想デスクトップが起動します。



3.専用ソフトを使う

ブラウザから接続する他に、VNCクライアントから接続する方法もあります(VNCはVirtual Network Computingの略)。

VNCクライアントから接続した方がブラウザよりも処理速度が速くなります。 日常的に仮想デスクトップを使うのであれば、ブラウザよりVNCクライアントを使う方がいいでしょう。
VNCクライアントは色々な種類が各種OS用に出ています。

Windows、iPad・iPhoneをお使いの場合
RealVNCがお勧めです。iPad用はApp Store、Android用はGoogle PlayでVNC Viewerをダウンロードしてください。
VNCクライアントのインストールと使い方はこちらから

Macをお使いの場合
Finderのメニュー「移動」 → 「サーバーへ接続」をクリックして以下URLを入力。
(ショートカット:[コマンド]+k)

 vnc://l.<ホスト名>.wafflecell.com:<VNCポート番号>
 例:vnc://l.example.wafflecell.com:5901

上記で接続が成功しますとパスワード入力になるので「一般パスワード」を入力して下さい。

Androidをお使いの場合
RealVNCもありますが、それよりもbVNCの方がお勧めです。bVNCをGoogle Playからインストールしてください。
bVNCを使う場合のポイントとしては接続後に、右下のメニューボタンを押し、 Input ModeでSimulated Touchpad(これは画面全体がタッチパットの様に働くオプションです)を、ScalingでZoomableを、それぞれ選択してください。 基本的にこの設定を行わないと非常に使いにくいと思います。

RealVNCもbVNCもセキュリティなどが強化された有料版もありますが、Waffle Cellは同じLAN内かVPN接続が前提となっていますので、 無料版でも十分使えます。

4.解像度変更プログラム

仮想デスクトップの解像度は、管理者が設定したものが初期値となります。
これを変更するためのプログラムが用意されています。

解像度変更プログラムのインストールと使い方はこちらから

5:仮想デスクトップの閉じ方

基本的に仮想デスクトップそのものは終了する必要はありません。
仮想デスクトップを開いているウィンドウを閉じるには…

 ブラウザで使っている場合 → そのままタブを閉じる。
 PCでビューアー(VNC Viewer)を使っている場合 → 右上の×をクリック。
 スマホの場合
  → VNC Viewerの画面、右上の×、Disconnectをタップ。
 iPadの場合 → iPadを振ってメニューを出し、右上の×、Disconnectをタップ。 

6:仮想デスクトップの再起動

仮想デスクトップはブラウザやビューアーを閉じても終了せず、そのまま待機していますので、再度ブラウザやビューアーで開けば同じ状態で起動します。
ただし、仮想デスクトップ内のプログラムがハングアップして全く動かなくなったなど再起動する必要がある場合は、 以下の手順で仮想デスクトップを再起動してください。

1.ブラウザから自分のWaffle Cellのトップページにアクセスする
 http://l.<ホスト名>.wafflecell.com/
 ※ホスト名の前はエルドット。(例 http://l.example.wafflecell.com)
2.利用可能Webサービスから、仮想デスクトップをクリック
3.次の画面が表示されるので、再起動するユーザを選び、再起動するユーザの「一般パスワード」を入れ再起動ボタンをクリック


7.注意点など

仮想デスクトップを使う際の注意点です。

1:壁紙の設定(ブラウザ、専用ビューアー)
仮想デスクトップでは壁紙を単色にすると動作が速くなります。
仮想デスクトップの画面で、マウスを右クリック、メニューから「背景の変更」を選択します。

表示されたダイアログで、「壁紙」を「色とグラデーション」に、色は淡色(一番左)を選択します。


これで壁紙が単色になります。

2:利用可能色数の設定(ブラウザの場合)
仮想デスクトップでは利用可能な色数を減らすと動作が速くなります。
ブラウザの場合は、パスワードを入れる画面で、歯車のボタンをクリックし、True Colorのチェックを外し、Apllyボタンをクリックしてください(その後右上のモニタのボタンを押せばパスワード入力画面に戻ります)。
True Colorがグレー表示になっているときは、画面右上 ディスプレイの形をしたDisconnectボタンをクリックし、「ログアウト」した状態で再度歯車ボタンをクリックしてください。

VNCビューアーでは、設定方法はまちまちです。realVNCでは初期値で回線の速度を判断して自動的に利用可能な色数を調整しているので、特に変更する必要はないでしょう。

3:右上のメニューは使わない(ブラウザ、専用ビューアー)
特にログアウトとシャットダウンは使わないで下さい。


4:タブレットでのカーソル移動(専用ビューアー)
タブレットでのカーソル移動は、一般的なソフトでは通常指の位置がカーソル位置になります。しかし専用ビューアーのrealVNCでは、指の位置とカーソルの位置が離れて表示されます(指で操作位置が隠れないようにとの配慮と思われる)。
最初は戸惑うと思いますが、タブレットがマウスパッドだと思って使うとわかりやすいでしょう。
また、拡大すると今度は基本カーソルが中心で画面が動く動作になります。こちらも最初は戸惑うかもしれませんが、少し使うと便利さが実感できると思います。


8.日本語入力

日本語入力オンになると、仮想デスクトップ画面上部キーボードのアイコンがオレンジ色の (あ) に変ります。

PCの場合(VNC Viewerまたはブラウザで仮想デスクトップに接続)
Ctrl+スペースキーで日本語入力のオンオフを切り替えられます。

iPadまたはスマホの場合
ソフトキーボードをアルファベットモードにし、Ctrlボタンをタップした後、スペースをタップで日本語入力のオンオフを切り替えられます。
漢字変換するときは、ソフトキーボード上のスペースをタップします。

※ひらがなモードでは日本語入力できません。



■3.関連情報へのリンク


項 目