■仮想デスクトップとタブレット


 

Waffle Cellとタブレットの相性は抜群です。 これにより、出先のタブレットから自宅のWaffle Cellにアクセスして、メールチェックや請求書の作成ができます。

ここではNexus7を例に取り、自宅でWaffle Cellに接続、Google Playから「bVNC」をインストール・設定し出先からWaffle Cellに接続するやり方をご紹介します。

<< Contents >>

  1. 管理者
    1. 仮想デスクトップのサービス追加
  2. 一般ユーザー
    1. タブレットの設定
    2. bVNC設定
    3. 仮想デスクトップ接続 - LANの内側から
    4. 仮想デスクトップ接続成功!
    5. 各種使い方
    6. 仮想デスクトップ接続 - LANの外側から

■1.管理者


1.仮想デスクトップのサービス追加

サービス追加から「仮想デスクトップ」(分野「その他」の中にあります)を追加してください。

サービスの追加方法はこちらをご参照下さい。


■2.一般ユーザー


1.タブレットの設定

 

アンドロイドアプリ bVNC を入れます。Google Playで「bVNC」で検索し、「bVNC:Secure VNC Viewer」をインストールします。これをインストールすることで、タブレットから仮想デスクトップを開くことができます。


2.bVNC設定

  赤丸がホスト名。
黄色の丸がVNCポート。
 Waffle CellのTOPページ → 「仮想デスクトップ」 → VNCポート
で確認できます。

その下のjiroが「一般ユーザー名」です。

アプリのショートカットをホーム画面に作ってもいいのですが、ウィジェットの方が使いやすくなっています。ウィジェット一覧の中から「VNC Connection」を長押しすると、ホーム画面にショートカットを貼り付けられます。

VNCポートの表示画面。ポート番号は 59xxになります。
 

3.仮想デスクトップ接続 - LANの内側から

2.で作った「VNC Connection」ウィジェットをタップして接続します。

4.仮想デスクトップ接続成功!

  スタンドアロンのPCだと、プログラムの本体はPCにありますが、この場合プログラムの本体はWaffle Cell内の仮想デスクトップの中にあります。 タブレットは仮想デスクトップのディスプレイとして持ち運べます。

プログラムやデータの実体はあくまでWaffle Cellの中にあり、タブレットはただ単に表示しているだけです。

例えるなら、TV局で放送されている番組を多くの受像器が映し出しているように、 仮想デスクトップの中で動いているプログラムをPCのディスプレイやNexus7で映し出しています。

5.bVNC画面での各種使い方

Nexus7でbVNCを起動しました。よく使う機能を紹介します。


■画面説明
(1)設定画面 表示/非表示。
(2)ソフトウェアキーボード 表示/非表示。
(3)のアイコンをタップすると(4)(5)表示/非表示。
(4)をタップでTab,Esc,Shift,Ctrl,Super,Altの特殊キー入力可能。
(5)キーボードのカーソルキー。
(6)ショートカットアイコン。


入力モードの切替え ペンモード⇔マウスモード
(1)のボタンタップ → Input Modeを選択した後、4つのモードの中から選択します。


主に下記の2つのモードを使いますが、ご自分の使い方にあったお好きな方をお使いください。

入力モード
マウスモードとペンモードの違いをまとめました。
  マウスモード
「Simulated Touchpad」
ペンモード
「Direct,Swipe Pan」
使い方 画面全体をタッチパッドにシュミレートして、マウスカーソルを移動して操作。 スマホを操作するときのように画面の目的位置を直接タップ。タブレット用のタッチペンと合せて使うと便利。
ダブルクリック マウスカーソルが目的のメニューやアイコン上に移動した状態で続けてタップ。 スマホと同様、目的のメニューやアイコンを直接押しっぱなしまたは続けてタップ。
右クリック マウスカーソルが目的のメニュー・アイコン上にある状態で、[戻る]ボタンタップ。 目的のアイコンやメニューが反転している状態で、[戻る]ボタンタップ。
範囲指定 マウスカーソルを始点に移動、押しっぱなしにして終点に移動。 始点を押しっぱなしにし、終点に移動。(直接押しっぱなしにするため、始点終点が見えず使いにくいです)
ホイールスクロール マウスカーソルがあるウィンドウで2本指でスライド。。 目的のウィンドウ内で2本指でスライド。


日本語入力
画面右上のキーボードのアイコンをタップして日本語オンオフを切替えられます。

日本語オン
日本語Mozc タップ → キーボードアイコンがオレンジに変わる

日本語オフ
インプットメソッドをオフに タップ

※重要
ひらがなモードではなく、アルファベットモードで入力してください。下記はアルファベットモードの例です。




■仮想デスクトップ解像度変更
PCの広い画面の設定で、Nexus7の小さい画面を使うと使いにくいと思います。そこで予め仮想デスクトップの解像度を設定しておき、PCの場合はこちら、Nexus7の場合はこちらというようにすぐに変更することが可能です。

 画面左上アプリケーション → アクセサリー → Waffle Cell 仮想DTP解像度変更

これで解像度を選択することができます。ダイアログボックス内右上「設定編集」をクリックし、例えば「1500x900」などと入力・保存すると解像度の選択肢の1つに「1500x900」が加わります。



■ショートカットアイコンの作り方

よく使うメニュー例えば画面解像度を変更する度に、
 画面左上アプリケーション ⇒ アクセサリー ⇒  Waffle Cell 仮想DTP解像度変更」
といちいちタップするのは面倒です。(6)のように予め「Waffle Cell 仮想DTP解像度変更」のショートカットアイコンを画面に作っておくと良いでしょう。

手順:
画面左上アプリケーションメニューからショートカットアイコンを作りたいメニューを選択する。
メニューが反転している状態で押しっぱなしにし、デスクトップ画面に移動。
画面で指を離す。
ショートカットアイコンが作成される。


6.仮想デスクトップ接続 - LANの外側から

■VPN接続
LANの外側からWaffle Cellに接続する場合は、VPN接続をします。VPN接続に関してはこちらをご覧ください。
  アンドロイドアプリ「設定ショートカット」を入れておくと、VPN接続するとき便利です。

VPN接続後、「VNC Connection」ウィジェットをタップしてください。