進化するWaffle Cell

その1:仮想デスクトップ

■Waffle Cellで「知子の情報」が使える?!



●新たな機能:VNCを使いブラウザをモニター代わりに使う


専門用語をふんだんに使って説明すると、
Waffle Cellとして動いているLinuxマシーン上に
x-windowの仮想デスクトップを作り、
それを同じLAN内(VPN接続でも可)のPCのブラウザをモニター代わりに使って操作する
という機能を実験中です。

一般的に上述のようなシステムをVNC(バーチャル ネットワーク コンピューティング)と呼びます。

VNCとは、ネットワーク上の離れたコンピュータを遠隔操作するシステムです。
ここではWaffle Cellとして動いているPC上の仮想デスクトップが「ネットワーク上の離れたコンピュータ」にあたり、遠隔操作する手段としてPCのブラウザを使ってます。

このPCのブラウザを使って遠隔操作するというのがミソです。

一般的なVNCでは遠隔操作に専用のソフトウェアなどを使うため、クライアント毎に対応するソフトが必要です。しかし、ブラウザであれば、WindowsでもMACでもタブレットでもスマホ(iPhoneでもアンドロイド)でも遠隔操作が可能です。

下は、Windows8のブラウザ(FireFox)から、Waffle Cell上の仮想デスクトップマシーンを操作している画面です。

よく見ると、トランプゲーム、リブレオフィス(MSオフィス互換のUbuntu用のオフィス)の表計算ソフト、そして.........あれ、知子の情報が動いています!?




●知子の情報を動かすためには


知子の情報はWindows用のソフトであり、Ubuntu(Linuxのx-window)上では動作しないので、MS-Windows用のソフトをUbuntu上で動かす仕組みを提供するwineを入れます。

これにより、ブラウザが起動するマシーンであれば知子の情報を操作することが出来るのです。
実際にはブラウザをリモコン代わりに遠隔操作しているのですが、操作感と反応速度は自分のPCで動かしているのと大差ありません。


■複数作られる仮想デスクトップ



仮想デスクトップは使用登録されたユーザの数だけ作られ、それぞれのユーザ専用になります。

Waffle Cell上の自分用の仮想ディスクトップは、どのPCから接続しても同じものです。従って、例えば社内で、隣の同僚のPCからでも自分の仮想デスクトップに接続できます。
仮想デスクトップは、特にリセット等されませんので、つけっぱなしのPCの感覚で使えます。



●利用可能な範囲