大変にお待たせしました。仮想デスクトップのアプリとローカルのWindowsアプリ間でテキストを
コピー・貼り付けする機能をご提供致します。
◆ 背景
仮想デスクトップはローカルのブラウザ(またはVNCクライアントソフト)上に表示されるため、一見
テキストの貼り付けが簡単なような印象を受けます。しかし、仮想デスクトップはローカルのPCとは
別の、完全に独立したPCです。そしてブラウザをディスプレイ代わりに利用しています。
二台のPCを画面切替器で利用しているのと同じであり、データのやりとりは簡単にはできません。
◆ 実現方法
以下の3つが考えられます。
1)VNCという基本となる機能を利用する
2)LAN経由でコピーバファを共有する
3)その他
1)については、漢字の処理に問題があり、すべての環境、ソフトでの対応は難しく現実的では
ありません。2)はセキュリティの問題があります。LANに接続されている任意の二つのPCが
データをやり取りするため、認証を何らかの形で実現する必要があります。
◆ 今回の機能の概要
3)の「その他」の方法で実現しています。
・認証は各ユーザーのWaffle Cellへのログイン機能を利用(ファイルサーバー)
・データのやり取りは各ユーザーのWaffle Cell上のフォルダを利用
¥¥l.xxxxx.wafflecell.com¥USER¥wfclip
・Windows Waffle Cell 共にコピーバファに変化があるとその内容をファイルに書き込み、データを交換
ある意味繊細さのない、大雑把な「男のプログラム」ですが、十分利用できると思います。
◆ 利用の手順
A) 管理画面の「サービス追加」「Update」「サービス一覧のアップデート」
B) 管理画面の「サービス追加」「その他」「仮想デスクトップ-Win コピーペースト」を実行
C) 管理画面右下にある「仮想デスクトップ」で管理ユーザー名、パスワードを入力しシステム全体をリブート
以上でWaffle Cellの設定は終わりです。次はWindowsに以下からDLしたソフトをインストールします。
http://www.wafflecomputer.com/jp/download.html
インストール後、プログラムを実行して初期設定を行います。普段利用しているご自身のフォルダを
指定するだけです。(Waffle Cell に事前にログインしてください)
◆ 例外
Waffle Cell上で動作している知子の情報ではテキストが文字化けします。この点は、近日中に知子の
情報で扱うコピーバファをUTF-8にも対応することで回避できるようにする予定です。