こんちは。Sysopの大坊です。
一通り検証してみました。
ノートPCをクロムブックにする手順です。
1:「chrome os」のオープンソース版の「Chromium OS」をDLして、USB起動ディスクを作成します。
↑この作業はWindowsPCで行いました。
2:ノートPCをUSBから起動するようにBIOSを設定します。
↑社員N山が持ってきたフロッピードライブ内蔵の古いノートはUSB起動がBIOSに無かったので脱落
3:USBを刺して電源を入れます。
これで「Chromium OS」が起動すれば、そのノートをクロムブックに変えられる可能性があります。
(ちなみに野手が趣味で買っていた4台の工人舎のちっちゃなノートは全く起動せず脱落。型番が違ってもチップセットは同じだったので、全滅です。)
この時点ではUSBから起動していて、ノートPCのHDDは基本使っていないので、本体に影響は出ません。
起動するのを確認したので、HDDに書き込みを行いました。
ここまでの手順は
http://dime.jp/genre/135247/と同じです。
でもここまでだと、実はcrome osじゃないので、google storeが使えず仮想デスクトップに繋ぐVNCビューアがインストールできません。
そこでgoogleが提供しているcrome book の各ベンダー向けのイメージをDLしてインストールします。
組み込むPCと同じCPUを使っているものを探して入れました。
再起動で、基本的な部分はほぼ動作しました。以下動作状況のポイントです。
・起動、電源ボタン入れてから13秒、クロムブックの公称7秒の約2倍ですが、電源オフからの立ち上がりはとても早い。
・最初にエラー画面が出る(OKを押しとけば特に問題なし)
・内蔵WiFiは動かないが、USB外付けの無線LANアダプタで使えるものがあった
・有線LANは使える
・タッチパッドが基本使えない
外付けの無線LANアダプタとマウスをくっつければ、非常に快適で、売ってるクロムブックとかわりません。
というより、日本語キーボードのクロムブックはまだ売ってないので、妙な優越感に浸ることも可能です。
なお、VPNの事前共有キーなどの情報がgoogle側のクラウドに保存されるのでは、という心配があったのですが、
もう一台のクロムブック(直輸入)のアカウントでアクセスしたら、事前共有キー等は再入力が必要でしたので、
これらの情報は各PCのローカルに保存されるようです。
今日はインストールUSBを持ち帰り、自宅の古いノートが使えないかどうかを確認してみます。